城江克紀のナンパ修業時代

色道に向き合うブログ。2017年11月より、ナンパの名門校、HNSでの日々を描く。2018年5月、改名。

指導の感想:上っ面を打開せよ! 其の一

約二週間前、ぐずついた天気の中、都内の繁華街でルソーさんの指導を受けた。
東大院生ホスト、人気ブロガーという肩書きから、洗練されてはいるが、鼻持ちならない人物だろうと想像していたが、実際は、全然、違っていた。
待ち合わせ場所に現れた青年には、知的で小ぎれいな雰囲気は、もちろんあったが、それ以上にいい意味で垢抜けていない親しみやすさがあったのだ。
喫茶店に移動中、落ち着いた口調と関西弁で話してくれたことから、イケイケ、気難しそうなどという印象を抱かれないように注意しているのだなと考えた。

そして、喫茶店に入り、私がナンパをはじめたきっかけと経緯、最終的な目標について簡潔に話した。
次にナンパの流れについての話を聞いた。
一見、オーソドックスな内容である。私は、ナンパの年季だけは長く、ナンパブログやマニュアルも読んでいたため、こんな簡単なことかとさえ思ってしまった。《その時は》
そして生意気にも質問コーナーの時に「説明は、だいたい分かったので、ナンパしているときの体の動きなどについて、見て欲しい」などと言っていた。

喫茶店を出て、いよいよ実践。このために受けたといっても過言ではない。
指名に応じて、ドンドン声をかけていく。
がっ……ダメ!
話しかけは、するものの今までと同じく、すぐ会話が切れ、離れていってしまう。
その都度、ルソーさんと一緒に原因を考えた。
体の動きによるものもあったが、喫茶店での説明を実践できていないがゆえの失敗[段階をとばす、和み方の基本を忘れる]も多く、私は、反省した。
そして再開するも、思うようにいかない。
会話は、少し続くようになったものの連れだしはおろか、番ゲすら出来ないのだ。
街にいる女子の数も減っていく一方。
「天気、悪いからっすかね」
私は、思わず天を仰いだ。